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その夜は、テレビの前で息をつめて身構えていた

Category : 1960年代/音楽
中学3年生(1966年)時の音楽生活で、いちばん大きなイベントといえば、やはりビートルズの来日でした。芸能・スポーツなどのジャンルを越えて、広く大きな関心を集めることを「社会現象」化する言い慣わしますが、昭和元禄と呼ばれた60年代で、毀誉褒貶入り乱れた、まさに最大の社会現象となったのが、ビートルズの来日だったのではないでしょうか。

私が住む片田舎の書店にさえ、たくさんのビートルズ特集雑誌が並びました。音楽専門誌がそれほどなかった時代なので、新聞・文芸系出版社のものが多かったように記憶しています。私は『週刊読売』の来日記念増刊号を買いました。ビートルズの写真に添えられた寺山修司の詩のなかに、彼等の歌が「オペラ歌手の喉を切り裂いて」生まれてきた、という箇所があり、新しい時代の到来を示唆する鮮烈な表現として強い印象を受けました。

そして7月1日夜、ついに前日の武道館でのビートルズ公演がテレビ放映されました。

ビートルズ来日

その時、テレビの前に他に誰が座っていたか、小学校高学年だった上の妹は間違いなくいたな、親と低学年の下の妹と保育園児の弟はどうだったか覚えてないけど、とにかく全員に、ぜったいに声を出さないよう命じて、番組が始まるのを、まさに固唾を呑んで待ちました。
なぜかというと、そのとき我が家には、一般家庭にはまだ珍しかったテープレコーダーがあり、それにビートルズ公演を録音しようとしていたのです。ライン録音端子などありませんから、マイクをテレビの前に置き、他の音が入らないように、全員喋らず物音を立てずに座っていなければならなかったのです。

昔のテープレコーダー

おおよそ上掲写真のようなテープレコーダーでしたが、なぜこんな身分不相応なものがあったかというと、親戚のオジイサンさんが、たしか遺言録音用に買ったということで、たぶん私がねだったせいでしょうが、気前よく譲ってくれたからでした。

E.H.エリックの紹介で登場して、後ろ向いてギターのチューニングをしていたかと思うと、突然振り向いてジョンが『ロック・アンド・ロール・ミュージック』を歌いだします。なんというカッコよさ!
前座では、望月浩という青春歌手が、
  ♪ぼくのエレキは 君にしびれて ドキドキドキ とまらない~
なんて、今思うとアホな歌詞の歌を歌いましたが、もちろんそれは録音しませんでした(けっこう好きな曲ではありましたが)。

このテープは、その後何年にもわたって、ほんっとに愛聴し続けました。

翌67年には、史上初の全世界同時衛星中継番組というのがあり、イギリスからはビートルズによる『愛こそはすべて』の演奏が中継されることになっていました。もちろんこの番組も、録音の用意をして待っていたのですが、ビートルズの登場が夜遅くの時間だったため、不覚にも眠ってしまい、目を覚ましたら終わっていました。

新聞配達で早起きしていたため夜に弱かったわけですが、もう、その悔しかったことといったら、ホント夜も眠れないくらいでしたよ。
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Comment

No title

オジイ川端さま

先日はどうもお疲れ様でした。
今回は潰れずに大丈夫でしたよ(笑)

やっぱ僕らは少しだけ世代が若いので
このブログの時代感が出て逆に新鮮です。

さてさてその時もお話しましたが
特に大ファンって訳でもなく
CDも何枚も持っている訳ではないのですが
やっぱ音楽好きにとって
ビートルズは特別な訳で
リアルタイムでその時代を体験出来た
川端さんの世代はかなりの憧れと嫉妬心があります。

今後ビートルズのようなアーティストは現れないのですから・・。

追伸
ブログ見てね(笑)

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