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61で振り返る追憶のディランは結局のところよくわかりません。

Category : 1960年代/音楽
この間還暦を迎えたと思ったら、もう61歳になってしまいました。いや、速い。坂道を転がるよう、という比喩が大げさでない気がします。

これは少し急がないとダメだぞ、と感じ、長年先延ばしにしてきた目標であるフルマラソン出場を決心し、昨秋から練習を始めました。
年明けには30km走まで伸ばすことができましたが、フル完走を想定したスロージョギングですので所要時間は4時間くらい、午前中いっぱいの半日間走っているわけで、走り終えて入浴し飯を食ってちょっと体を休めていたらもう夜という感じで、休日はほぼ走ることだけで終わってしまいます。
こういうのもなんだかなあ、と思い、ここんとこ距離を半分にして、身体的時間的負担を減らすようにしています。カラダが動くうちにやっときたいという気持が焦りになっているのでしょうが、焦って何かするのは楽しくないですもんねえ。

で、61歳になって、「ん、61?このスージ、なんか聞き覚えがあるぞ、何やったかなあ。ああ、ディランや。」ということで、今回は『追憶のハイウェイ61』。無理矢理ですね。

highway.jpg

いうまでもなく、ディランがロック・サーキットでもトップ・ランナーに躍り出た記念碑的アルバム。というか、このアルバムによって、彼自身がロックの道幅を押し広げてしまった。ポピュラー・ソングにおける「世界」の質量を一気に増加させた『ライク・ア・ローリング・ストーン』を先頭に置いたこのアルバムは、ロックンロールが、ティーンエイジャーのシンプルな娯楽アイテムから、世界と渡り合える武器となり得るまで深化したことを示しました。

なんて、知ったふうなことを書きましたが、こんな評価はロック50年の歴史研究から導かれたものであって、リアルタイムに、特に日本ではその価値に言及した人はほとんどいなかったでしょう。だいいち日本盤『追憶のハイウェイ61』が出たのは、アメリカ発売から3年後の1968年のことですし。

ボブ・ディランという名前についての最初の記憶は、全米チャートトップ10で見た『Rainy Day Women # 12 & 35 』という変なタイトルの歌の演奏者としてです。洋楽チャートに夢中ではありましたが、四国の片田舎のボーッとした中学生には、前衛という言葉さえ未知のもので、はっきりいってわけがわかりませんでした。

70年代になると、ジョージ・ハリスン企画の「バングラデシュ難民救済コンサート」などで、既に神格化されたポジションにいるらしいディランのことを知るようになり、曲も耳にすることが増えました。その頃には(おもにフォーク時代の)ディランに影響を受けた日本人ミュージシャンも多く出てきていました。

でも、『追憶の~』を買ったのは70年代後半になってから。完全に後追いで、世間では既にインテリ層御用達ロックの必須教養アイテムという位置づけだったように思います。まあ、現在でもそこは似たようなもんでしょうが。英語圏の人たちにとっても難解な比喩を畳み掛けてくる長大で饒舌な歌詞、意図的に調和を乱しているとしか思えない歌唱、など日本の一般リスナーには馴染みにくい要素だらけですよね、ディランは。でも、凄いという評価だし、と我慢して呑みにくい薬を流し込むみたいにかなり無理して聴いていると、解らないなりに次第に気に入りの曲もできてくる。たいてい短めで、詞の難解さもほどほどで、メロディアスな取っつきやすい曲ですね。こういうのを聴くとディランの才能が少し理解できた気がします。それと、たいていの場合ディラン本人が歌うより、他の人がカヴァーしたほうが曲の良さがわかる、なんてことにも思い当たり、そこでやはりディランの曲はいいんだねえ!なんて感じること、ありますよね。その頃から30数年たった現在でも私のディラン理解はあまり進歩していませんが、それまでのポピュラーミュージックは、腰から入ったり胸から入ったりがほとんどだったけど、ディランが初めて頭から入る音楽を作った、と思います。めんどうなことやねえ。

ということで、雑誌『ローリング・ストーン』にロック史上最も偉大な曲として選ばれた、アルバム1曲目『ライク・ア・ローリング・ストーン』(ややこしい)の歌詞で締めたいと思います。「転がる」で、うまく今回の駄文出だしともつながりましたし。え、つながってない?


昔、君は着飾って
フーテンたちに10セント硬貨を投げていたね
皆は言ってた
「お嬢さん、気をつけろ。
 あんたはきっと落ちぶれるぜ」
君は皆がからかっているだけだと思っていたろう
フラフラしている人たちを君は笑っていたからね
けど、今は大きな声で話すこともなくなってしまった
次の食事のことを心配しなくちゃならなくなったなんてことが
君の誇りを失わせてしまったんだろう

どんな気持ちだい
家をなくして
完璧に忘れ去られたようだということは
転がる石のようだということは




……。新年らしからぬ、めでたくない歌詞で申し訳ありませんでした。



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Comment

No title

娘 龍馬マラソン出ます♪

Re: No title

やあ、nikkoさん。
Rちゃんの近況は、以前ご主人から聴きました。
バリバリ働いてるみたいですね。
そのうえマラソンとは、パワフル・ウーマン!
私は四万十川桜マラソンというのにエントリーしました。
制限時間内にゴールすることだけが目標です。
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Author:オジイ川端

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