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66年全米チャートは孤独の香り

Category : 1960年代/音楽
先日2日間、文化会館(私の職場)が文化発表会の会場だった関係で、母校である地元中学校の全生徒が来ていました。幼さの残る生徒の様子を眺め、事務室まで流れてくる校歌を聞いていると、フルコーラス校歌聞いたのは卒業以来だぞ、何年ぶりだろう、オレはあの頃何やってたかな、などとお決まりのノスタルジックな気分に浸らされました。

ん~、しかし学校生活については、輝かしい出来事など何一つない、実に地味で平凡だったと総括できるだけで、個々の具体的な記憶はすぐには浮かんできません。特に嫌なことも起こっていないし、特に楽しいこともありませんでしたからね~。

でも、少し思い出してきたぞ。修学旅行に行かなかったことや、放課後独りで鉄棒に熱中したことなど。正当な理由もなく修学旅行をバックレたのは学年で私だけでしたし、鉄棒は長ーい独り練習のお陰で車輪までできるようになっていました………。な、なんてサビシー想い出なんだ!! 変人濃度もかなり高めだぞ。

そんな偏屈少年は、家では洋楽レコードばかり聴いていました。学校のこととは違い、こっちはいろいろ覚えています。洋楽好きの友達が周りにいなかった(クラスでの一番人気はデビューしたばかりの森進一と青江三奈の「ため息歌謡」でした)ので、というかもともと友達がすくないので、もっぱら「ミュージック・ライフ」「ティーンビート」といった音楽雑誌やラジオ番組から情報を収集しては、地元のレコード店へ行き、店番のお兄さんに嫌な顔されながらも、あれこれ試聴させてもらい、長時間ネバッた末に1枚のシングル盤を買う、ということの積み重ねでしたね~。

レコード購入の指針にしていたのが、上記音楽雑誌に掲載されていた全米チャート。単に曲名と演奏者とチャートアクションが載っているだけのページを飽きもせずに読み、勝手な想像を膨らませてレコード店に走り、田舎の店には入荷しないことを悔しがったり、全米1位というだけででまったく好みじゃないレコードを買って後悔したり、といったことを繰り返していましたが、中3の頃がそういった全米チャート依存症のピークだったようです。

下に示すのは1966年3月26日付ビルボードトップ10です。

1 悲しき戦場/バリー・サドラー軍曹
2 19回目の神経衰弱/ローリング・ストーンズ
3 ひとりぼっちのあいつ/ビートルズ
4 にくい貴方/ナンシー・シナトラ
5 早くうちへ帰りたい/サイモン&ガーファンクル
6 デイドリーム/ラヴィン・スプーンフル
7 夢のカリフォルニア/ママス&パパス
8 ソウル&インスピレーション/ライチャス・ブラザーズ
9 夢の蝶々/ボブ・リンド
10 リッスン・ピープル/ハーマンズ・ハーミッツ

このうち、2,3,5,7,8,10位のレコードを私は買っているのですね。なんと6割。ライチャス・ブラザーズなんていう中坊には渋めのソウル・デュオのを買ったのも、この後1位になったからという理由だけです。買って聞いたらけっこう気に入りましたけど。

シングル盤価格は日本盤¥330、洋盤¥370だったか。当時の給与水準を大雑把に現在の1/10とすると、けっこう高価だったことになりますが、新聞配達のバイトをしていたから小遣いに余裕があったのかな。それにしてもよく買っていましたね。LPは¥2000でしたから、さすがに手が出せませんでした。


1966のレコード600px

その6枚の画像。いずれも今では手元にありませんので、記憶を頼りに購入当時のバージョンのジャケット写真をネットで集めてみました。んー、私もけっこういいとこツイてますね。どれもポップ・ロック・クラシックスとして現在まで残っている曲ばかり(ハーマンズは微妙なところ)。まあ、私の眼力ではなく、この頃の名曲密度がすごく高かったということですけど、ハイ。

ため息歌謡が幅をきかせる洋楽未開地の私の周囲から、もう少し広く眺めてみると、この前年にザ・ヴェンチャーズの人気が沸騰し、加山雄三の映画『エレキの若大将』の大ヒットなど、若者の間では空前のエレキ・ブームが起きていました。しかし、これは英米のポピュラー音楽シーンとはそれほど連動していませんでしたし、後に言うロック度もそれほど高くは感じません。日本歌謡界というフィルターを通過する際に変異した独自の音楽だったと思います。

というわけで、加山雄三に人並みにはシビレましたが、エレキブームにはさしてハマらず、あくまで軸足は洋楽にありましたから、ストーンズやアニマルズの話をする相手もいなくて、独りで全米チャートを眺めては妄想に浸る日々ではありました。

こう書いてきて気づくのは、どの時代の心情を思い出してみても、たとえば20歳の頃であっても、だいたい金太郎飴のように同じような記憶であるということです。疎外感というほどではないのですが、いつも周りと少しズレている感じですね。さしたる不幸感はないのですけど。


おや、なんか久しぶりのリハビリブログは、変人カミングアウト記事みたいになったぞ。ま、いいか。私を直接知っているヒトには、さほど意外でもないだろうしね。特にテーマが見つからなかったので、洋楽好きと孤独感を牽強付会ぎみに結んで中坊時代を点描してみたらこうなりました~、ということで失礼します。

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